前回は迫力の最前列(1階D列)での観劇でしたが、
今回は舞台全体がよく見渡せる6列目(1階I列)で観たので、
全体のバランスや構成がよく見えて、観劇に適した席でしたね。
今回は舞台全体がよく見渡せる6列目(1階I列)で観たので、
全体のバランスや構成がよく見えて、観劇に適した席でしたね。
それでは、なっちを中心に再びキャスト別にレポしてみたいと思います。
カラフを想うリューの心を、
リミットオーバーで体現していて、
まっすぐに情熱的に演じれば演じるほど、
結末を知っているだけに心が痛みました。
リミットオーバーで体現していて、
まっすぐに情熱的に演じれば演じるほど、
結末を知っているだけに心が痛みました。
本当は笑えない場面だと思うのですが、
なっちのひたむきさ、健気さが観客に伝わって、
笑いを誘ってしまったのかも知れませんね。
なっちのひたむきさ、健気さが観客に伝わって、
笑いを誘ってしまったのかも知れませんね。
また、
歌は前回よりも艶が出てきて、
パワーも増していましたが、
それでも胸に伝わってくる度合いは、なっちの半分ぐらい。
歌は前回よりも艶が出てきて、
パワーも増していましたが、
それでも胸に伝わってくる度合いは、なっちの半分ぐらい。
残念ながら、
アーメイはミスキャストで、
作品の完成度を上げられない原因になっていると
感じてしまいましたね。
アーメイはミスキャストで、
作品の完成度を上げられない原因になっていると
感じてしまいましたね。
また、
歌も全体的に低調な仕上がりで、
役作りの熟成度は上がっていない感じでしたね。
歌も全体的に低調な仕上がりで、
役作りの熟成度は上がっていない感じでしたね。
初日から2週間を過ぎているので、
そろそろ疲れが出てくる時期なのかも知れませんが、
5/22まで続く長丁場なので、持ち前のパワーで頑張ってほしいですね。
そろそろ疲れが出てくる時期なのかも知れませんが、
5/22まで続く長丁場なので、持ち前のパワーで頑張ってほしいですね。
ただその分、
細やかな演技や妖艶な舞いに荒さが目立つようになって、
熟成させる方向には疑問を感じました。
細やかな演技や妖艶な舞いに荒さが目立つようになって、
熟成させる方向には疑問を感じました。
性別を感じさせない人間離れしたキャラのほうが、
リューとの絡みも抵抗感無く見られるし、
個人的にはそちらの方がいいのですが・・・。
リューとの絡みも抵抗感無く見られるし、
個人的にはそちらの方がいいのですが・・・。
これは、
役作りというよりも、
脚本の問題なのかも知れません。
役作りというよりも、
脚本の問題なのかも知れません。
ということで、
なっちの進化と頑張りは突出していましたが、
作品の質は残念ながら上がっていませんでしたね。
なっちの進化と頑張りは突出していましたが、
作品の質は残念ながら上がっていませんでしたね。
なお、
今回特に気になったのは、
主役のキャラと歌の部分。
今回特に気になったのは、
主役のキャラと歌の部分。
物語にいまひとつ入り込めなったのは、
この辺に原因があるのかも。
この辺に原因があるのかも。
また今回、
歌の部分で魅了してくれたのは、
なっちと脇役のコーラス部分のみ。
歌の部分で魅了してくれたのは、
なっちと脇役のコーラス部分のみ。
アーメイさんは実力を出し切れなかった感じだし、
岸谷さんと中村さんには多くを期待できないしで、
音楽劇といいながら、
キャスティングの段階から脆弱さが見え隠れしていたのかも。
岸谷さんと中村さんには多くを期待できないしで、
音楽劇といいながら、
キャスティングの段階から脆弱さが見え隠れしていたのかも。
せめて、
ミュージカル専門の役者さんを
ひとりぐらい主要キャストに配していれば、
歌の部分で厚みが増したのかも知れませんね。
ミュージカル専門の役者さんを
ひとりぐらい主要キャストに配していれば、
歌の部分で厚みが増したのかも知れませんね。
う~ん、
今回の『トゥーランドット』は、
豪華絢爛な舞台セット、
丹精込めて作られた衣装、
心の琴線に触れるような音楽と、
見どころは数多いのですが、
作品に魂を入れるのはやはり役者だと思っています。
今回の『トゥーランドット』は、
豪華絢爛な舞台セット、
丹精込めて作られた衣装、
心の琴線に触れるような音楽と、
見どころは数多いのですが、
作品に魂を入れるのはやはり役者だと思っています。
今さらキャラ変更やキャスト変更はできませんが、
出演者のさらなる奮起で、千秋楽まで何とか走り続けてほしいですね・・・。
出演者のさらなる奮起で、千秋楽まで何とか走り続けてほしいですね・・・。