今回はイープラスで販売された最前列チケットを幸運にもゲットできて、
迫力満点の舞台を肌で感じることができましたね。
迫力満点の舞台を肌で感じることができましたね。
作品自体はまだまだ未消化の部分もあって、
熟成するまでには回を重ねる必要があると思いましたが、
客席はふんだんに使われてステージと一体化していましたし、
目の前で繰り広げられる演技に圧倒されて、
自分も一緒に舞台に立っているような錯覚さえ覚えました。
熟成するまでには回を重ねる必要があると思いましたが、
客席はふんだんに使われてステージと一体化していましたし、
目の前で繰り広げられる演技に圧倒されて、
自分も一緒に舞台に立っているような錯覚さえ覚えました。
それでは、主要キャストに絞ってレポしてみたいと思います。
激情型の役柄で、
演じやすい部分はあったと思いますが、
岸谷五朗さん演じるカラフに対する思いや、
早乙女太一さん演じるミンを思いやる優しい気持ちが、
胸にグサグサと突き刺さってくる感じで、
作品全体を引っ張っていたのは、ひいき目なしでなっちだと思いました。
演じやすい部分はあったと思いますが、
岸谷五朗さん演じるカラフに対する思いや、
早乙女太一さん演じるミンを思いやる優しい気持ちが、
胸にグサグサと突き刺さってくる感じで、
作品全体を引っ張っていたのは、ひいき目なしでなっちだと思いました。
また前作『FAR AWAY』では、
声が細くて実は舞台向きではないのかと心配していましたが、
今回は腹の底から太い声を出してして、めざましく進化していましたね。
声が細くて実は舞台向きではないのかと心配していましたが、
今回は腹の底から太い声を出してして、めざましく進化していましたね。
なっちは滑舌もいいし、
感情を込めるのも上手いので、
今後、ますます舞台から声がかかるのではないでしょうか。
感情を込めるのも上手いので、
今後、ますます舞台から声がかかるのではないでしょうか。
なお歌も良かったですね。
技巧に走らなかったのは演出によるものだと思いますが、
荒削りで感情をそのままぶつける歌い方はリュー役にあっていて、
間近で見ていて鳥肌がたちました。
荒削りで感情をそのままぶつける歌い方はリュー役にあっていて、
間近で見ていて鳥肌がたちました。
なっちは、
ひと皮もふた皮も剥けた感じで、
今回の出演はターニングポイントになると確信しましたね。
ひと皮もふた皮も剥けた感じで、
今回の出演はターニングポイントになると確信しましたね。
まだ緊張が解けないで力を出し切れないのかも知れないし、
慣れない日本語の歌詞で感情が乗せられないのかも知れませんが、
アジアの歌姫と称される片鱗は見ることができませんでしたね。
慣れない日本語の歌詞で感情が乗せられないのかも知れませんが、
アジアの歌姫と称される片鱗は見ることができませんでしたね。
アーメイの演技に共鳴できない分、
ラストの感動も薄れてしまった感じで、
主役として最後まで舞台を務めるには相当の努力を要するかも。
ラストの感動も薄れてしまった感じで、
主役として最後まで舞台を務めるには相当の努力を要するかも。
直前の主役交替劇は、
作品に大きく影響してしまったようですね。
作品に大きく影響してしまったようですね。
ただ、元々朴とつとした演技に魅力を発揮する俳優さんなので、
感情が荒ぶるシーンでは軽みが災いして、
もうひとつ迫力不足だったかも。
感情が荒ぶるシーンでは軽みが災いして、
もうひとつ迫力不足だったかも。
また悪役は得意なので、
ハマリ役だと思いましたが、
強気の中に弱さを見せる演技に魅力を発揮するタイプなので、
そういう部分が無かったのは残念でしたね。
ハマリ役だと思いましたが、
強気の中に弱さを見せる演技に魅力を発揮するタイプなので、
そういう部分が無かったのは残念でしたね。
なお最後の演技では、
悪ガキの茶番劇のようになってしまっていて、
クライマックスのシーンだけに修正が必要だと感じました。
悪ガキの茶番劇のようになってしまっていて、
クライマックスのシーンだけに修正が必要だと感じました。
16歳にはとても見えない陰影のある演技に、
将来の大物を予感させてくれました。
将来の大物を予感させてくれました。
演技には思ったほどの重みは感じられなかったし、
キーマンになり切れなかった感じ。
キーマンになり切れなかった感じ。
ティムールが何故カラフを選んだのかというところを、
もっと深く掘り下げないと物語の根幹が見えてこないですし、
エンディングの盛り上がりに欠けたのも、
その辺りに原因があったのではないかと思っています。
もっと深く掘り下げないと物語の根幹が見えてこないですし、
エンディングの盛り上がりに欠けたのも、
その辺りに原因があったのではないかと思っています。
おそらくかなり芸達者な方なのだと思いますが、
それを感じさせない軽妙な演技はキラリと輝いていましたね。
それを感じさせない軽妙な演技はキラリと輝いていましたね。
ということで、
役者さんの役に対する熟成度はまちまちで、
回を重ねて煮詰めていくことで、
'''もっともっと完成度は上がってくると思いました。
役者さんの役に対する熟成度はまちまちで、
回を重ねて煮詰めていくことで、
'''もっともっと完成度は上がってくると思いました。
今回はカーテンコールのスタンディングオベーションに'''、
やや違和感を感じてしまいましたが、
2週間後(4/12)に再会する時には、
自ら率先して立ち上がりたくなるような舞台になっていることを期待したいですね・・・。
やや違和感を感じてしまいましたが、
2週間後(4/12)に再会する時には、
自ら率先して立ち上がりたくなるような舞台になっていることを期待したいですね・・・。
なお余談ですが、
ラストの演奏が終わった後に、
指揮者の吉住典洋さんに気軽を握手を求めたり、
演奏者に話しかけて笑わせている方がいて、
何てずうずうしいオジサンかと思っていたら、
ラストの演奏が終わった後に、
指揮者の吉住典洋さんに気軽を握手を求めたり、
演奏者に話しかけて笑わせている方がいて、
何てずうずうしいオジサンかと思っていたら、
音楽を担当した久石譲さんでした。
真横で見た久石さんは、
全身からパワーが満ち溢れている感じで、
巨匠の貫禄十分でしたね。
全身からパワーが満ち溢れている感じで、
巨匠の貫禄十分でしたね。