ミラクル久住が加入した新生モーニング娘。のお披露目コンサート。
卒メンの「LOVEマシーン」の後という、厳しい場面での登場となったのだが、案の定、現状の問題点を浮き彫りにする結果になってしまった。
新生モーニング娘。の中心は高橋。
新曲「色っぽい じれったい 」や「大阪恋の歌」は、彼女の情熱的で切れの良いダンスとしぼり出すような歌声に合っていて、高橋の魅力全開の曲となっている。
一方、ミキティを除いた他のメンバーは、高橋の高いパフォーマンスについていくのに必死であり、娘。が本来持っていた遊び心や開放感、明るさや楽しさが感じられない。
また、この雰囲気は観客にも伝わるようで、隙のない曲構成も手伝って、はっきり言ってノリきれない。
この悪循環が、娘。を縛りつけているのではないか？
さらに、「真夏の光線 」と「ハッピーサマーウェディング 」のパフォーマンスは、正直辛かった。
娘。自体ががんじがらめの状態だから、メンバー個々のオーラが感じられず、オーラでまくりの卒メン「LOVEマシーン」とは、対照的な結果になってしまった。
娘。の旧作は、メンバー同士の個性のぶつかり合いを前面に押し出していたので、今の統制を重んじる娘。には合わなかったのかも知れない。
次は、8/21から娘。単独ツアーが始まるけど、かなりのテコ入れが必要となりそう。
個人的には、歌唱力が急上昇している垣さんと、危険な魅力を放ち始めたれいなをフューチャーして欲しい。
この2人なら、高橋に対抗できるポテンシャルを秘めているし、ぶつかり合うことで娘。の新しい魅力を発揮できるのではないかと思っている。
なおミキティは、一歩引いた今のポジションが娘。に合っている。
ミキティが後方にいることで、娘。全体が引き締まるし、あつみも出る。
幸い、11/20横須賀のFC先行に当選したし、その時の娘。のパフォーマンスに期待したい。
やはりハロプロは、娘。が人気、実力ともにトップであって欲しい。
なお次回は、松浦亜弥＆後藤美希の予定。
