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シンデレラ the ミュージカル観劇レポ2008.8.16ソワレ

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娘。メンバーは頑張ってたけど、ストーリー的にもキャスト的にも疑問が残りましたねえ。

昨日(8/16)、
新宿コマ劇場で行なわれた「シンデレラ the ミュージカル」の
ソワレ(夜公演)を観劇しました

席は10列目30番台で、
ちょうど出演メンバーと目が合う良席だったのですが、
オーケストラピットがステージと客席の間に入っていたり、
リボンの騎士の時は、ステージ左側の高い位置にありました)
両サイドの花道を使わなかったりと、
娘。メンバーと距離を感じてしまうステージ構成でしたね

また回り舞台を効果的に使ったとは言い難く、
セットも目を引くものは無くて、
全体的に地味なステージでした

さらに、
盛り上がりに欠けたと思ったのがストーリー

自分の知っている「シンデレラ」そのままだったのですが、
登場人物が思い悩むといったドラマ的な要素はほぼ皆無で、
王子役のガキさんが一目惚れした相手を必死に探すぐらいで、
起伏に乏しい内容でした

どうしても「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」と比較してしまうのですが、
サファイアもフランツ王子も大臣も魔女ヘケートも
それぞれ思い悩んで最後の大団円に向かうという感動的なストーリーに対して、
今回はあまりにも単純明快で平板でただ単に楽しいという内容で
心がひねくれている自分にとっては物足りませんでしたね

せめて、
シンデレラが継母や義姉に対して不満を抱いたり、
王子と王様・女王様との間に葛藤があったりすれば、
物語に深みが増したと思うのですが、
原作のミュージカルをそのまま使うという演目では、
限界があったということでしょうか。

そういう意味では、
お子様向けのミュージカルだったのかも知れません


それでは、
娘。について、メンバー別にレポしてみたいと思います。

高橋愛(シンデレラ役)

愛ちゃんは歌も演技も踊りも安定していてさすがでしたが
歌はファルセットが多いことが気になりました

キーをもう少し下げたほうが、
愛ちゃんの歌声の魅力を活かせたし、
感情も入れやすかったのではないかと思いましたね。

また演技のほうは、
サファイヤの女性のみという感じ。

リボンの騎士では、
男役の声や立ち居振る舞いに魅力を感じていたので、
今回は存分に力を発揮できなかったのではないでしょうか。


新垣里沙(王子役)

今回は家族の者と一緒に観に行ったのですが、
舞台が終わった最初の感想が
新垣里沙が上手くてすごく良かったね」でした

まさに自分も同感で、
今回のミュージカルはガキさんのために製作されたといっても過言ではないぐらい
歌も演技も本当に素晴らしかったです

正直なところ、
キャストが発表された時点で一番心配だったのがガキさん

舞台で主役級を演じたことは無かったし、
線が細いので王子役は務まらないのではなかいと思っていました。

でも、ガキさんは凄かったです。

ややハスキーな男声で、
凛々しく一本気な王子役をまっすぐに演じていたし
歌声は太く安定していて、愛ちゃんをリードしていました

ガキさんにとって
シンデレラはターニングポイントの作品になるかも知れませんね。


亀井絵里(ポーシャ役)

甘えん坊でわがままで負けず嫌いのポーシャを
自由に伸び伸びと演じていたのがえりりん

えりりんの素と重なる部分が多いのではないかと思うほど
まさにハマリ役でしたね

ただあまりに可愛く魅力的に演じてしまった分、
憎々しさが足りなくて、ドラマ的なアクセントは弱かったかも。

でも、
えりりの魅力を堪能できただけで満足しちゃいましたね。


田中れいな(ジョイ役)

えりりんに負けずに頑張っていたのが、れいにゃ

目の表情から、
セリフの言い回しから、
立ち居振る舞いから、
シンデレラいじめが板についていましたね。

なおアフタートークショーで話していましたが、
前日はアドリブし過ぎて歌の部分で噴き出してしまい、
今日(8/16)は気を引き締めて演じていたとのこと。

生真面目で研究熱心なれいにゃを垣間見れたようで
好印象でした


道重さゆみ光井愛佳(妖精役ほか)

ほとんどセリフが無くて、
とにかく可愛く飛び回っていたのがさゆみんとみっつぃー。

おそらく、
ダンス中心の稽古だったと思うのですが、
特にさゆみんは物足りなったのではないでしょうか

確かに、
妖精役にしても町娘役にしても、
さゆみんのキュートな魅力で
舞台に華やかさを加えていましたが
ストーリーに直接影響を与える役ではありませんでした

せめて、
シンデレラとの絡みでもあればよかったのですが・・・。


久住小春(伝令官役)

王子や王様の長々とした名前を読み上げるのが、
セリフの大半を占めていた小春ちゃん

春ちゃんも演技で見せる部分がほとんどなくて
物足りなかったでしょうね

その反動が、
靴の持ち主を探すときの
愛華みれさんやポーシャやジョイとの
激しいアドリブだったのではないかと思いました。

あの時だけは、
自由奔放な小春ちゃんの魅力が爆発してましたからね。


ジュンジュン&リンリン(ページ役)

セリフがひと言ずつで、
春ちゃん以上にストレスが溜まっているのではないかと思ったのが
ジュンジュンとリンリン

一緒に観劇した家族の者は、
モーニング娘。でまともなセリフがあったのは5人だけ(小春ちゃんを含む)
あとの4人はそれで良かったの?大丈夫?」と言っていましたが
確かに自分も同じような感想を持ちました

前作の「リボンの騎士」では、
娘。全員に重要な役が割り振られ、
厳しい稽古でそれぞれが大いに成長したと思うのですが、
ミュージカル初挑戦となったみっつぃー、ジュンジュン、リンリンが、
今回の舞台でどこまで成長するかといえば、疑問が残りますね。

歌やダンスでも、
メインを張ったのは愛ちゃん、ガキさんえりりんれいにゃの4人だけで、
あとの部分はタカラヅカの方が受け持ったという感じで、
娘。メンバーの扱い方に温度差があるのが気になりました

実力主義と言われればそれまでですが、
舞台は歌のための成長の場と考えれば
今回のキャストには疑問符がつきますね


う~ん、
今回の「シンデレラ the ミュージカル」は
ストーリー的にも、キャスト的にも納得できない部分があって
単純に楽しむことはできませんでした

何度も劇場に足を運びたいという内容ではありませんでしたね・・・。