やっぱりハロプロ!!!     &アクセス備忘録

大好きなハロプロについて気軽に語っていきま~す!!!

誰も知らない

映画は生き物。
観た時の体調、精神状態、年齢で評価は変わるし、メディア(映画館、DVD、TV等)、周辺環境(室温、椅子の状態、同伴者の有無、周りの人の様子)にも大きく影響される。

ここでは、観た時に感じたコト、思ったコトを、自己中心的な採点(満点は★★★★★)を含めて気ままに語ってみたい。

●自己採点:★★★

BSフジで放送された「誰も知らない」を観た。
柳楽優弥の演技を観たかったんだけど、何だか切なくてやり切れない映画だった。

映画で取り上げた事件の詳細は知らないので、どこまでが事実か分からないけど、YOUの演じた母親は、子供を持つ身としては、あまりの責任感の無さに腹が立った。
自分もわがままだし、自分勝手だから、その部分は許せるけど、親としての責任は別問題。こんな事をしても平気で生活していけるのが現代社会だとしたら、また、ここまで親子関係が希薄化してるとしたら空恐ろしい。
今回、柳楽優弥演ずる明役に感情移入して観てしまったけど、彼の行動を肯定してしまう自分がやり切れなかった。

なお注目の柳楽優弥は、演技力というよりも、思春期特有の男の子を自然に演じた感じ。何か押し出すようにボソボソ喋る感じが逆にリアルで、あれが流暢なセリフ回しで演じられたら幻滅だった。その辺が、カンヌの審査員には新鮮に映ったのかも?

映画の完成度は高いとは思えないし、時間も長くて疲れたけど、妙に心に残る映画だった。