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千(なっち)のCD「たからもの」レビュー

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とても愛しい"たからもの"に出会いました!


昨日(11/30)、

一昨日から数えて4軒目のCDショップで、

ようやく千(安倍なつみ)のCD「たからもの」を入手しました。

入荷枚数の少なさが原因だと思いますが、

苦労すればするほど、手にした時の嬉しさと愛しさは倍増するもの。

すでに、

自分にとって大切なたからものになっています。



それでは、レビューに移ります。

1.たからもの

ピアノソロから始まるアコースティックな響き

なっちの優しくて温かいヴォーカルが重なり、

心の奥底に、じわじわと、そして力強く響いてきました。

また、Aメロのやや単調な繰り返しは、

ネットドラマのシーンを脳裏に鮮やかによみがえらせ

Bメロを盛り上げる構成になっていて、静かな感動を呼び起こされました。

なお、

なっちはゆっくりとかみ締めるように歌っていて、

前作と同様、語尾を引き上げるアイドルテイストのヴォーカルスタイルから完全に脱却した感じ。

また、表現力に磨きがかかっており、

歌詞のひとつひとつが心に染み込んでくるようで、

アーティスト”安倍なつみ”として、着実に進化していると思います。


2.青空
爽やかなポップス調の曲を予想していたのですが、バラードを並べてきてビックリ!

あえて変化を求めず

直球勝負で挑んできたわけで、

なっちの、そして製作サイドの自信の程がうかがえます。

なお曲自体は、

揺り籠に乗ったような、心地良いバラードで、

しっとりと歌い上げるなっちに、余裕すら感じられました。


3.たからもの(another side)
前作のカップリング曲「愛ひとひら」と同様、

たいせーとコラボした曲ですが、

残念ながら、本編のアコースティックヴァージョンには及びませんでした。

それだけ、

なっちの声とアコースティックな音色が合っていたということなのでしょう。


ということで、

アーティスト”安倍なつみ”の今後の方向性を示す、重要な作品になると確信しています。

有線では徐々に順位が上がっており

CDも息の長いロングヒットになって欲しい、と切に願っています。