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【安倍なつみ】なっち出演ミュージカル「ドラキュラ」レポ2011.8.27夜

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物語中盤で主役を喰う熱演を見せたのは、
なっち演じるルーシーで、迫真の演技に
度肝を抜かれましたねえ。


昨日(8/27)、東京国際フォーラムのホールCで上演された
ミュージカル『ドラキュラ』のソワレ(夜公演)に参戦しました。

開場の5分ほど前に会場に到着したのですが、
入場待ちをしていたのは、9割以上が女性の方。


予想はしていたのですが、
完全アウェーの中での参戦になりました。

また昨日はDVDの収録でカメラが入っていて、
客席のテンションも開演前から自然に上がっていましたね。


それでは、
主要キャストに絞ってレポしてみたいと思います。

安倍なつみ(ルーシー・ウェステンラ)◆

最初に登場するのは、
3人の男性から同時に求婚されるシーン。

キュートな歌声とコミカルな振り付けで、
なっちのアイドルとしての魅力が全開でしたね。

作品の中でも、
唯一と言っていいほどの明るいシーンで、
いいアクセントになってました。


ただ、
このシーンの直後からは、
ドラキュラ伯爵に身も心も奪われて、
歌うたびに声は低くパワフルになり、
その表情も鬼気迫るものに変化していきましたね。

特に第2幕の最初のシーンでは、
身の毛がよだつようなショッキングな登場で、
壮絶な最期を迎えるまで、
一瞬たりとも息が出来ませんでした。


まさに迫真の演技で、
アイドル・なっちから、
女優・安倍なつみに変貌する姿を、
堂々と演じ切っていましたね。

物語中盤の主役は、
間違いなくなっち演じるルーシーだったと思います。


和央ようか(ドラキュラ伯爵)◆

ドラキュラ伯爵を女性が演じるのは初めてとのことでしたが、
全く違和感はなく、中世的な魅力を発揮していましたね。

その声は威圧感と哀しみを内包していて、
圧倒的な存在感は、
登場するたびに鳥肌が立つほどでした。


ただ、
後半は歌うシーンが多過ぎたかも。

ミーナに対する思いを、
ドラキュラ伯爵の心情を吐露するセリフとして
補足してほしかったと感じました。

この辺が、
オリジナル作品に対する翻訳劇の限界で、
民族性の違いなのかも知れませんね。


花總まり(ミーナ・マレー)◆

女性的な細やかな優しさと、
ドラキュラ伯爵への抑えきれない思いを、
繊細かつ情熱的に演じていましたね。

ドラキュラ伯爵が剛ならば、
花總まりさん演じるミーナは柔。


一見、相反しながらも、
見えない力で惹きつけられていく心の葛藤を、
控えめな演技で見事に表現していましたね。

物語の核となる重要な役柄でしたが、
しなやかに舞台全体を支えていたと思います。


鈴木綜馬ヴァン・ヘルシング教授)◆

ちょっとソフト過ぎて、
もうちょっと豪胆で重みがほしかったかも。

歌もややパワー不足で、
劇団四季出身であることを考えると、
調子が悪かったのかも知れませんね。


小西遼生(ジョナサン・ハーカー)◆
普通の青年が巻き込まれる感じで、
ミーナを愛していて守ろうとしながらも、
ドラキュラ伯爵に圧倒される悲哀の役でしたね。

優しさを弱さをナチュラルに演じていて、
感情移入しやすい好演でした。


矢崎広(アーサー・ホルムウッド)◆

なっちを愛する好青年で、
結ばれたのも束の間、
ルーシーが変貌して対決せざるをえなくなった
こちらも悲劇の役どころでしたね。

なお、
ルーシーと幼馴染みで優しい感じはよく出ていましたが、
ジョナサン役とキャラが被る場面が多く、
もう少しメリハリを効かせても良かったかも知れません。



ということで、
なっちの女優魂を感じさせる熱演、
和央ようかさんの圧倒的な存在感、
そして花總まりさんの繊細な演技と、
女優陣の共演が一番の見どころでしたね。

なお、
なっちは鬼気迫る形相で激しく格闘するシーンが2度あり、
毎日打ち身や痣を作ってしまうのも納得の迫真の演技でした。

でも、
本公演は大阪まで続く長丁場ですし、
怪我には気をつけて最後まで乗り切ってほしいですね・・・。