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【安倍なつみ】なっち出演ミュージカル「リトルショップ・オブ・ホラーズ」初日レポ2010.5.13

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初日からカーテンコール3回のスタンディングオベーションで、
まずは上々のスタートとなりましたねえ。


昨日(5/13)、
下北沢の本多劇場で上演されたミュージカル
『リトルショップ・オブ・ホラーズ』の初日に参戦しました。

ある程度予想はしていましたが、
お客さんの90~95%は女性の方で、
大変なアウェーの現場でしたね。

自分は全力でなっちを応援してきましたが、
これから参戦されるなっちファンの方は、
圧倒されないように覚悟が必要かも知れません(笑)

それでは、
主要な出演者に絞ってレポしてみたいと思います。


安倍なつみ(オードリー)
なっちはまだ手探り状態の部分もありましたが、
健気でおどおどしたオードリーを懸命に演じてましたね。

常に小走りで歩いたり、
終始高い声で早口で喋ったり、
視線は常に上を向いていたりと、
なっちなりのオードリー像を作り上げていました。


ただ、
痛々し過ぎて、
B級ホラーの今回の作品ではちょっと浮いてしまっているかも。

なっち自身が語っているように、
オードリーは周りから不自然に見える女性なので、
狙いは達成できているのかも知れませんが、
クライマックスは悲惨な印象の方が強くなってしまいました。

新納慎也さん演じるオリンとの絡みでは、
かなり笑いも取れていたので、
あの場面の吹っ切れた感じを、
全体的にもっと押し出してもいいのかも知れませんね。


なお歌の場面は圧巻でした。

声が綺麗に伸びていたし、
感情表現も豊かでメリハリが効いていて、
豊富なミュージカル経験を存分に発揮してましたね。

今回は、
途中で15分間の休憩が入るのですが、
「なっちは歌が上手いんだね」という女性の方の感想を
何度も耳にしましたから。


●DAIGO(シーモア
初舞台の初日ということで、
さすがに硬くなってましたね。

歌の場面でも声が出ていなかったし、
セリフも聞き取りづらいところが何度があって、
意欲は伝わってきましたが、空回りしている感じでした。

でも、
演出で時々、地の喋りに戻る時は笑いを取れていましたし、
少し余裕が出てきたら、もっともっと遊んで弾けてほしい感じ。

舞台を重ねることで、
どのように変化していくのか、楽しみにしたいですね。


新納慎也(オリン、バーンスタイン、スキップスニップ、マーティン)
第1幕のオリンは最高でした!

完璧にぶっ飛んでいて、
完全に主役を喰ってましたね。

1つ1つの動き、セリフが、
客席の爆笑を誘っていて、
圧倒的な存在感でした。

今回の作品は、
新納さん演じるオリンを観るだけでも、
十分にお釣りがくるだけの価値があると思いますね。


また、
第2幕では、
1人3役を演じるのですが、
それぞれで全く違うキャラを作り上げていて、
しかもどれも可笑しくて、こちらも脱帽でした。

観客の心を見事に掴み取っていて、
舞台に登場するだけで、
何かやってくれるのではないかという期待感がありましたね。


ということで、
初日はまだまだ硬い部分もあって、
スムーズに流れないところもありましたが、
新納さんの演技に引っ張られて、まずは上々のスタートを切りました。

なっちもDAIGOさんも、
B級ホラーミュージカルと割り切って、
もっと大胆に遊べる部分が出てくれば、
さらにパワフルで人を喰った作品になるのではないでしょうか


自分はあと3公演参戦する予定ですが、
ステージを重ねることでどこまで弾けて楽しい作品に仕上がっていくのか、
期待して足を運びたいですね・・・。