昨日(11/11)、
雨が降るあいにくの天気でしたが、
作品のほうもパッとせず、雨空のようにぐずついてましたね。
●脚本:斉樹潤哉ある程度ストーリーを頭に入れて臨んだので何とかなりましたが、
ごちゃごちゃしている上にキャラの性格付けがあいまいで、分かりづらかったですね。
昔は、
なっちを中心に据えたすっきりしたストーリーにしてほしかったですね。
●演出:斉樹潤哉第1幕は市川喜之助さん演ずる許仙〈シュウセン〉、
本来はミュージカルですから、
歌で心情を表現できればよかったのですが、
なっちはセリフで十分心情を伝えられるので、もっと内面に踏み込んだ演出をしてほしかったです。
やや抽象的な詞の曲が多く、なっちにとっては不利でしたね。
また、見せ場のはずのアクションシーンは、
あまりにスピードが遅すぎて、間延びしてましたね。
ミュージカルだからというのは言い訳で、
ここで盛り上がらないから、全体が重苦しい印象になってしまったのでしょうね。
●安倍なつみ
性格付けが弱いキャラを、懸命に演じてましたね。
歌には気持ちが入っていたし、
心配していた声量も申し分なかったし、
なお最後のカーテンコールで、
セリフをかむこともなく、ミュージカル女優として成長の跡を見ることができました。
前の座席に座っていたお子さんに感謝の気持ちを伝えたかったようですが、
なっちらしさが見れて、何だかホッとしちゃいました。
「ちっちゃい子」と言うところを、「ちっちゃいきょ」とかんでしまいました。
仁科有理さんは、妖魔役よりも雄佐の妻役に味わいがありました。
市川右近さんは、重みがいまひとつでミュージカルシーンは茶番のようでしたね。
市川喜之助さんは、繊細なキャラを無難に演じてましたが、亡霊役は凡庸でしたね。
なお、なっち以外のキャストで目立ったのは、
●音響、照明今回いちばんひどかったのは、音響。
なっちの大事なセリフが聞こえず、
PAスタッフしっかりしろ!といいたかったですね。(Noeruさん風に・・・)
また照明はありきたりでした。
今回の劇場は設備が整っているはずで、もっと工夫して使いこなしてほしかったです。
ということで、
せっかくのアウェーなのに、周りの方が力不足でしたね。
全体に華が不足しているので、
なっちは座長なので、
あと2週間、どうやって作品の完成度を上げていくか大変だと思いますが、
自分は11/19夜にもう一度観る予定ですが、
いつもいい作品に巡り合えるわけではないので、
これも経験だと思って頑張ってほしいですね。
奮闘するなっちを精一杯応援してきたいと思っています。