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なっちの白蛇伝観劇レポ2006.11.11マチネ

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なっちは頑張ってましたが、脚本、演出がメタメタで完成度は低かったですねえ。

昨日(11/11)、

ル テアトル銀座で行なわれているなっちのミュージカル「白蛇伝 White Lovers」を観劇しました

雨が降るあいにくの天気でしたが、

作品のほうもパッとせず、雨空のようにぐずついてましたね


●脚本:斉樹潤哉
ある程度ストーリーを頭に入れて臨んだので何とかなりましたが、

ごちゃごちゃしている上にキャラの性格付けがあいまいで、分かりづらかったですね。

昔は、

野田秀樹さんの「夢の遊眠社」や渡辺えり子さんの「劇団〇〇〇」をよく観に行っていたので、

多少難解な芝居でも大丈夫だと思っているのですが、

今回は難解というよりも、交通整理が出来ていない感じ

なっちを中心に据えたすっきりしたストーリーにしてほしかったですね


●演出:斉樹潤哉
第1幕は市川喜之助さん演ずる許仙〈シュウセン〉

第2幕は市川右近さん演ずる雄佐〈オサ〉の心情が中心になっていて、

主役のはずのなっちは、歌多めセリフ少なめで見せ場が少なかったですね。

本来はミュージカルですから、

歌で心情を表現できればよかったのですが、

やや抽象的な詞の曲が多く、なっちにとっては不利でしたね。

なっちはセリフで十分心情を伝えられるので、もっと内面に踏み込んだ演出をしてほしかったです


また、見せ場のはずのアクションシーンは、

あまりにスピードが遅すぎて、間延びしてましたね

ミュージカルだからというのは言い訳で、

例えばリボンの騎士でももっとスピードがあったし、

衣装が重過ぎたのか、歌舞伎役者に合わせたのか、演出の計算違いなのか・・・。

ここで盛り上がらないから、全体が重苦しい印象になってしまったのでしょうね。


安倍なつみ
性格付けが弱いキャラを、懸命に演じてましたね。

歌には気持ちが入っていたし、

心配していた声量も申し分なかったし、

セリフをかむこともなく、ミュージカル女優として成長の跡を見ることができました。


なお最後のカーテンコールで、

前の座席に座っていたお子さんに感謝の気持ちを伝えたかったようですが、

「ちっちゃい子」と言うところを、「ちっちゃいきょ」とかんでしまいました

なっちらしさが見れて、何だかホッとしちゃいました。


●なっち以外の主要キャスト
彩輝なおさんは、宝塚仕込の華やかさと重厚さで作品に厚みを加えてましたね

仁科有理さんは、妖魔役よりも雄佐の妻役に味わいがありました

市川右近さんは、重みがいまひとつでミュージカルシーンは茶番のようでしたね

市川喜之助さんは、繊細なキャラを無難に演じてましたが、亡霊役は凡庸でしたね

なお、なっち以外のキャストで目立ったのは、

青魚〈シャオチン〉を演じたハロプロエッグ福田花音ちゃん。

演技はしっかりしてるし、歌も安定感があって感心しちゃいました


●音響、照明
今回いちばんひどかったのは、音響

なっちの大事なセリフが聞こえず、

市川右近さんも見せ場の歌で何度も途切れる低堕落。

PAスタッフしっかりしろ!といいたかったですね。(Noeruさん風に・・・)


また照明はありきたりでした。

今回の劇場は設備が整っているはずで、もっと工夫して使いこなしてほしかったです



ということで、

ハロー!組のなっちと福田花音ちゃんの頑張りばかりが目に付きました

せっかくのアウェーなのに、周りの方が力不足でしたね。

全体に華が不足しているので、

全員を女性キャストにするとか、

子役だけでもハロプロエッグでまとめてしまうとか、

勝手にテコ入れ策を考えちゃいました。

なっちは座長なので

あと2週間、どうやって作品の完成度を上げていくか大変だと思いますが、

いつもいい作品に巡り合えるわけではないので、

これも経験だと思って頑張ってほしいですね

自分は11/19夜にもう一度観る予定ですが、

奮闘するなっちを精一杯応援してきたいと思っています。