ミハエル・シューマッハが引退を表明して・・・

Ｆ1の歴史がひとつ終わるような気がして、とても寂しいですね。

しかも、今季も年間のドライバーズタイトルを争っていて、
現在、首位と２ポイント差の２位であることを考えると、
まだまだ走れそうな気がしています。

おそらく、
本人の気持ちの問題が大きいと思いますが、
最後まで最速ドライバーの称号のまま、引退してしまうんですね。

ミハエル・シューマッハを初めて生で観たのは、
１９９２年のＦ1日本グランプリの鈴鹿サーキット。

この年はマンセルの全盛時代で、
日本グランプリの前に、早々に年間ドライバーズタイトルを決めていましたが、
アイルトン・セナはまだ在命中で相変わらずの人気でしたし、
片山右京選手も頑張っていて、日本でのＦ1人気は頂点に近かったかも知れません。

そんな中、
まだルーキーだったミハエル・シューマッハの速さは、
当時から目を見張るものがありました。

まだまだ荒削りでしたが、
スタートダッシュの速さや、コーナーワークの切れ味は抜群で、
将来の大物という評判も、自分の中で確信に変わりましたね。

あれから１４年・・・。

年間ドライバースタイトル７回、
年間コンストラーズタイトル６回、
グランプリ優勝回数９０回、
ドライバーズポイント通算1,354ポイントは、
前人未到の大記録であり、今後誰かが破るのは非情に難しいでしょうね。

フェラーリ移籍当時は、
未成熟のマシンの影響もあってスランプになったこともありましたが、
今やフェラーリの、そしてＦ1の歴史に名を刻む偉大なドライバーになったと思います。

今年は生で観戦する予定はありませんが、
たとえテレビであっても、
その勇姿を最後まで見届けることが敬意を払うことになるかも知れませんね。