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【真野恵里菜】舞台「ウサニ」観劇レポ2012.8.6ソワレ

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まのえりは純真無垢な役柄ながら、
ベッドシーンあり、抱擁シーンありで、
愛を求めて一途に突き進む姿が切なく胸に残りましたねえ。


昨日(8/6)、ル テアトル銀座で上演された
舞台『ウサニ』のソワレに参戦しました。

席は10列目の通路側で、
舞台を観るには最適な距離で全体がよく見えましたね。


でもステージ全体が見えた分、
作品としての混乱も目につきました。

真実の愛を追及しながら、
男は何故浮気をするのか?を突き詰めていましたが、
殺人に、首つり自殺に、ゾンビに、万引きと、
下世話な要素を詰め込み過ぎた感じ。


哲学的な展開よりも、
世俗的なアイテムを散りばめたのは、
娯楽作としては仕方ないのかも知れませんが、
SEXを連呼するセリフ回しには疑問を感じました。

さらに、
狂言回しを蛇に託す構成も違和感がありましたし、
歌のシーンも全て唐突で、
まとまりがつかずに作品全体が混乱していましたね。


でも、そんな中、
まのえりは純真無垢な役柄をキュートに演じていました。

ベッドシーンあり、抱擁シーンありで、
際どいセリフも満載でしたが、
まのえりが演じると清潔感がありましたね。


愛を求めて純粋に突き進む姿が、
時に切なく、時に愛しく感じました。

作品全体の完成度には疑問符がつきましたが、
まのえりの頑張りは一服の清涼剤のように
ひと際輝いていましたね。


う~ん、
観劇の満足度はいまひとつでしたが、
まのえりの演技は大いに見応えがありました。

真摯にひたむきに役と向き合うことで、
女優さんとしてまたひとつ階段を昇りましたね・・・。