やっぱりハロプロ!!!     &アクセス備忘録

大好きなハロプロについて気軽に語っていきま~す!!!

【安倍なつみ】ミュージカル「ドラキュラ」観劇レポ2013.8.24マチネ

イメージ 1
 
なっちはクラシカルな唱法で
美しい歌声を響かせて、
ミーナの抑えきれない切ない気持ちを
表現していましたねえ。


昨日(8/24)、
東京国際フォーラムホールCで上演された
ミュージカル『ドラキュラ』の
マチネ公演に参戦しました。


この作品は2年前の再演で、
前回も自分は参戦したので
今回は2年振りの再会。


舞台を観ながら、
2年前の観劇の記憶が蘇り、
懐かしさと新しい発見が交錯する
自分にとっても初めての経験でした。


それでは、
主要キャストに絞ってレポしてみたいと思います。


安倍なつみ(ミーナ役)

前回は起伏の激しいルーシー役で、
今回は抑えた演技を要求されるミーナ役。


ルーシー役は激情型の演技で、
観る者の記憶に残りやすいですが、
後半の1幕目までの出演なので
作品にアクセントをつけるポジションでした。

一方、
今回演じたミーナ役は
ほぼ全編出ずっぱりで、
ドラキュラ伯爵と対峙するラストシーンまで
作品全体を支える大役で、
なっちが意気込む気持ちがよく分かりましたね。



凛としていて、しっかりした女性なので、
自分の気持ちを抑え込んでいる分、
中盤辺りまでは地味に感じてしまう部分もあるのですが、
後半はその気持ちが抑えきれずに正直になり
ドラキュラ伯爵との絡みが見せ場になっています。


理性と本能の心の葛藤を
クラシカルな美しい歌声で、
時に清々しく、時に切なく歌い上げていましたね。



まさに、
ドラキュラ伯爵の和央ようかさんと
堂々と渡り合っていました。


回を重ねることで、
ミーナの心の機微をさらに奥深く表現できたら、
女優・安倍なつみのターニングポイントの作品に
なるのではないでしょうか。



和央ようか(ドラキュラ伯爵役)

立ち姿から声、歌声、雰囲気まで
とにかくかっこ良くて絵になるドラキュラでした。


ミステリアスで、
威風堂々としていて、
2年前に観た時も感じましたが、
まさにハマリ役ですね。



和央ようかさんの中性的な魅力で、
女性がドラキュラ伯爵を演じることに
全く違和感を感じませんでした。

なっち演じるミーナとの絡みも
心乱さずに安心して見ていられることは
個人的には大きかったですね(笑)。


菊池美香(ルーシー役)

2年前はなっちが演じていたので
どうしても比較して見てしまったのですが、
前半の可愛らしさから後半の恐さまで
メリハリを付けて演じ切っていたと思います。


特に後半の第1幕の
鬼気迫る演技は迫力がありましたね。


前回のなっちが
声のトーンで表現していたとすれば、
菊池さんは顔で表現していた感じ。

悪魔のような形相で、
観客を凍りつかせるような
迫真の演技でしたね。


鈴木綜馬ヴァン・ヘルシング

2年前にも感じたことですが、
このミュージカル版は
ドラキュラ伯爵とミーナの絡みが中心になっていて
役柄的には影が薄いですね。

ドラキュラ伯爵との
1対1の対決も無いですし、
打倒ドラキュラチームを率いる
弱小軍団の監督という感じ。


もちろん、
鈴木綜馬さんは熱演しているのですが、
何だか空回りしていました。


対決よりも恋愛劇に重きが置かれているので、
仕方が無いのかも知れませんね。



ということで、
今回の作品は
心の葛藤を表現したなっちの美しい歌声と
和央ようかさん演じるかっこいいドラキュラが
見どころだと思いました。


なっちがドラキュラ伯爵に惚れれば惚れるほど、
作品としては深みが増すのかも知れませんね・・・。