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【安倍なつみ】舞台「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」レポ2012.12.16

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4時間を超える超大作の中で
なっちは傲慢に自由奔放に
輝き続けていましたねえ。


一昨日(12/16)、
渋谷シアターコクーンで上演された
『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹』の
マチネ公演に参戦しました。

長時間の参戦になると思ってはいましたが
2度の10分間休憩を含めて
4時間10分の超大作になるとは
思っていませんでしたね。


なお作品自体は
気が滅入ってしまうぐらいの
ブラックファンタジー

ネタバレになってしまうので
ストーリーについては触れませんが
もはやファンタジーと呼べるのか
と思ってしまうほど、
胸が痛くなる展開でしたね。


確かに
幻想的で立体的な舞台装置や
哀切漂う音楽、
さらに独創的な衣装など
ケラリーノ・サンドロヴィッチの世界観は
日常を忘れさせる魅力がありました。

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でも
前半は鳥を暗示的な扱い方をしていたのに
後半はほとんど出て来なかったり
謎の錬金術師の白痴の助手は
凄い能力を持っていながら
キャラを作品の中で上手く活かしきれなったりと
個人的には消化不良でした。

そもそも
出てくるキャラはみな一癖二癖あって
誰にも感情移入出来なかったのが
自分の鑑賞スタイルに
合っていなかったのかも知れませんね。


でもそんな中で、
なっち演じるマチケは
ひときわ輝いていました。

三姉妹の末っ子らしい
自由奔放さと
お父さん譲りの傲慢な
性格を持ち合わせていて
作品の中で
活き活きと飛び回っていた感じ。


子供でストレートな分、
周りに与えている影響を顧みず、
それ故に不幸の歯車を
回してしまっていましたね。

まさに
主人公のお父さんに負けないぐらいの
ブラックなキャラで
真っ赤なドレスと相俟って
毒々しいまでの光を放っていました。


ということで、
作品の完成度は?という感じで、
残念ながらKERAワールドは
自分には合わなかったかも知れません。

でも、
マチケを演じた
なっちの演技は堪能出来て
強者揃いのキャストの中での
奮闘ぶりに拍手を送りたいですね・・・。